トラックは高額な、そして高い価値を持つものです。それを、自分から買ってもらえる喜びというのは、とても大きいものなんです。 明石支店 上村 凌平 2012年入社

入社前の想像とは違うトラックの営業スタッフという仕事に戸惑いながらも、上司や先輩のサポートと自分なりの努力で、仕事を覚えてきたと話す上村。普段の仕事の様子や、思い出深いエピソードについて、詳しく聞いてみた。

Vol.02 日々の仕事について

入社からこれまで

最初の新入社員研修では名刺の渡し方や並べ方など、社会人としての基本をイチから教えてもらいました。

いすゞ自動車近畿では、入社して1年目は教育部に配属され、訪問研修・車の基礎・営業が使用するシステムの研修を受けます。2年目から、各拠点である支店に配属されるわけですが、ここからが本番。

自分の場合は、同行した商談後に先輩社員から押さえるべきポイントを教えてもらい、自分なりに仕事を覚えていった感じです。それと並行してカタログを読み込んで、商品知識をつけていきました。

一人でお客様を訪問するようになると、お客様に言われたことを持ち帰ってどうしたらいいか、1回1回上司や先輩に聞くようにしていました。

上司や先輩も、私の質問や報告に社会人一年目の目線で、ポイントを押さえてわかりやすく丁寧に教えてくれるんです。このような流れを繰り返しやっているうちに、自然と仕事の仕方が身についていきましたね。

一日の仕事の流れを教えてください

基本的に8:30までには出社しています。8:45からラジオ体操をして朝礼。その後、お客様とアポを取っている場合は、前日に準備したものを再度確認して、商談に出かけるようにしています。最近は、昼食は出先で食べることが多くなってきましたね。

夕方には帰社し、見積りを作成して最後に日報を提出。遅くても19:30~20:00ぐらいには退社しています。

お客様に喜んでもらいたい、自分を受け入れてもらいたいという気持ちでつい力が入り、なかなか定時には帰れない日もあります。ただその分、休日はゆっくり過ごすようにしていますね。

たまに土曜日に納車に行くこともありますが、営業という職業柄、納車の立ち会いはやはり嬉しいですね。自分が売って仕上げたトラックを引き渡すときは、誇らしい気持ちになります。

営業スタッフとして思い出深いエピソードはありますか?

なんといっても初めて契約が取れた時ですね。自身最初のお客様は建設業を営んでおられ、元々他社のトラックをお使いだったお客様。過去にいすゞの営業スタッフは何人か来たが、それっきりでご縁がなかったということでした。

自分が小型ダンプの見積りを出したところ、懸命な営業姿勢が良かったのか…。
あっさり決めてくださったんです。さらに追加購入の話も出てきて、「いすゞだけに絞るから、良い提案を出して」と言われ、上司に相談。金額だけでなくトラックの仕様も含めて、お客様の仕事に合った提案を考え抜き無事契約することができました。

納車後に「上村君が来てから仕事も車も調子がいい。市の仕事も2件連続で取れた。上村君のおかげだ」と言ってもらえたことが一番うれしかったです。このご縁は大切にしないといけないと思いましたね。

逆に辛かったエピソードはありますか?

同じく小型ダンプの案件でしたが、お客様といすゞの間に他の自動車販売店が入っていたケースでの失敗が思い出深いですね。

我々が車を販売する際、すべてのお客様と直接取引出来る訳ではありません。場合によって仕様の詳細決定や見積りを、他の自動車販売店を通じて行うケースもあります。もちろん他の自動車販売店が入った案件でも、通常はスムーズにいきます。しかしこの時は違いました。

ダンプに限らず、各ボディは複数の車体メーカーが製造しています。そのボディのメーカー指定が「当初のオーダーと違う」と、自動車販売会社から言われまして…。しかもその連絡をいただいたのは、納車直前でした。そんなことはないはずと、お互いに“言った・言わない”の話に発展。結局最初のトラックはキャンセルされてしまいました。

私も思うところはありますが、お客様には逆らえません。結果的に、新しく発注したトラックを納車しました。

このやりとりを課長に報告したところ、「もっと丁寧なコミュニケーションをしていれば、起こらなかった事態。ただこういうこともある。キャンセルになったトラックの売り先はオレが探す」と言って、フォローしてくださいました。

今思い返しても、出来ることはたくさんあったはず、という思いが込み上げてくるエピソード。きちんと自分が確認していれば・・と、悔しい思い出です。

気をつけていること、勉強しないといけないこと

トラックの販売は乗用車の販売とは全然違います。トラックの仕様はお客様によって違うため、換えが効きません。中型大型トラックはメーカーのオプションが多種になるので、特に気をつけています。

まずお客様の業務内容を把握して、トラックをどう使うのか、積載量はどれだけ必要で、どんな架装が必要なのか?これらのことを、前もって考えるようにしています。

当然のことながら、お客様は私たちをプロだと思っています。「言わなくても分かってくれているだろう」とお考えの方も多いので、商談の際にしっかりお話を聞くことが大切ですね。

就職活動中の学生や、いすゞ自動車近畿への転職を希望される社会人の方々の中には、「車のメカニズムに詳しくない」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。大丈夫、私も当初は何も分かりませんでしたから(笑)

もちろん勉強して知識を蓄える必要はありますが、機械的なことはエンジニアやサービス部門の方に相談することも可能です。ケースによりますが、お願いすれば色々対応してくれることもあるので心配しないでください。

トラックの営業スタッフとして、お客様の話をしっかり聞くことが大切だと語る上村さん。思い出深い2つのエピソードを詳しく語ってくれました。そんな上村さんに今後の目標と、これから入ってくる後輩へのメッセージをお聞きしました。

ほかの先輩社員の声

  • 「運ぶを支える」 を日々実感。
  • 入社して終わり ではない。 新たな世界での スタート!
  • トラックは物流を 支える車です。