「今自分に何ができるか」を模索しながら、お客さまのニーズに応え続ける岡野さん。転職者ならではの視点で、日々の業務や研修制度について教えてもらいました。
食品業界・中古車業界での営業を経て、2019年11月、いすゞ自動車近畿へ転職した岡野。栗東支店に所属し、法人のルート営業を担当する。入社当初は、経験のないフルオーダーメイドのトラック販売に戸惑いつつも、大手企業ならではのバックアップ体制と持ち前のポジティブ思考で克服したという。転職のきっかけとなった「自分なりに取り組んだ働き方改革」についても話を聞いてみた。
Vol.01 いすゞ自動車近畿へ入社した経緯は?
- 入社の動機を教えてください。
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前職では、中古車業界で営業をしていました。普通乗用車のディーラーは、新車・中古車関わりなく、朝が早く、夜は遅い。拘束時間が長いうえ、日祝の休みもありません。オンオフの切り替えが難しくなり、妻との喧嘩が続く日々。「これは働き方改革をしないといけない」と、転職を決めました。
転職するのであれば、少しは経験したことのある業界が良い。同じ自動車業界でも、土日祝が休みのトラック・商用車の法人営業をと考え、当社へ入社しました。食品業界での営業経験もあり、法人営業に関心があったのも、当社を選んだ理由のひとつです。
- 入社前後のギャップは?
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乗用車とトラックは同じ4輪車。どちらも同じようなものだろうと思っていましたが、ふたを開けてみると全く違う。一番の違いは、同じ車種でも後ろのボディが異なるなど、フルオーダーメイドであること。細かいニーズに応えるためにも、多くの知識が求められます。
業界用語も多く、入社当初は商談の中でお客さまに教えてもらうことも。分からないことも「どういう意味ですか?」と聞くことが新鮮で、楽しかったですね。
中古車は個人への営業が8~9割でしたが、トラックの場合は法人営業がメインです。10~20台をまとめて販売する、ロット販売も珍しくありません。そのため、1台の金額だけでなく、1回の取引額も大きく、単純な車販売とはスケールも違います。
- そのギャップをどのように克服しましたか??
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入社当初は知識も少なく、なかなか新車の販売はできません。しかし、前職の経験を活かして保険やリースの販売はできる。このように、できないことを諦めるのではなく、今自分に何ができるかを考えながら仕事をしていましたね。
決まったルーティンをこなす食品の営業、一期一会のお客さまに車を販売する中古車営業、取引額が桁違いに大きく、人間関係の構築も必要な法人営業。いずれも販売対象や販売額は違いますが、契約までのプロセスは変わらない。
どの業界の営業でも、小さな問い合わせ・依頼を積み重ねることで、お客さまからの信頼が得られると考えています。売り上げという結果よりも、プロセスを大切に。お客さまの問い合わせには、可能な限りレスポンスを早くするなど、スピード感のある対応を心掛けています。
- 栗東支店の雰囲気や働きやすさは?
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「よく働く」「あちこち走り回ってさまざまな案件を取ってくる」など、一生懸命頑張っている人は応援してもらえるような雰囲気があります。中途採用の私も、働きにくさを感じることなく、すぐに馴染むことができました。一緒に仕事をする仲間とは冗談も言いますし、何でも話せるような関係です。
営業面では、為替や在庫数により値段が変化する中古車業界とは違い、上場企業のグループならではの市場動向に左右されない安定感がありますね。職場の雰囲気も営業展開も根幹がしっかりしていて、目指す方向が明確というのも働きやすさに繋がっているのかもしれません。