企業研修や日々の業務の中で、キャリアを積み重ねてきた岡野さん。異業種からの転職を経験した岡野さんならではのリアルな声を聞きました。
中古車業界から転身を果たした岡野。トラック業界という新たなフィールドでの挑戦について、入社当初のエピソードや研修体制を交えて語ってくれた。
Vol.02 日々の仕事について
- トラック販売の営業業務について教えてください。
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トラック販売は、車販売をきっかけに、お客さまの困りごとの解決に向けてご提案をする仕事。乗用車販売との決定的な違いは、趣味趣向の商品を販売するのではなく、お客さまの生業としての仕事道具を販売していることです。
車種やグレードで決まる乗用車とは異なり、トラックはお客さまの業種、業態、運ぶ物、さらには走行距離や頻度、時間帯によっても提案内容は変わってきます。いかにニーズを聞き出せるかで、完成品への満足度、そしてお客さまの作業効率も変わります。そのため、ヒアリング能力が特に重要になりますね。
- 前職の経験が活きたことは?
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新車販売だけでなく、中古車販売・買い取りも担当しています。特に買い取りについては、前職で培った‶査定の感覚″を活かすことができていると思います。買い取りから流通までのイメージができているため、お客さまへのヒアリングやご提案、同僚とのコミュニケーションも円滑に進められているのではないでしょうか。
- トラック業界に転職して初めて経験したことは?
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フルオーダーでの車作りは初めてでしたね。今まではメーカーのカタログを見て解決できましたが、トラックの場合はパーツの一つ一つをカスタマイズするため一筋縄ではいきません。
他社ボディメーカーとの交渉をはじめ、最終的な商談など、納品に至るまでの過程で初めての経験はたくさんありました。
- 入社後の講習やOJTプログラムについて教えてください。
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入社直後から2週間は基本的な理論を学ぶメーカー研修、その後もOJTなどサポート体制がしっかりと整っています。メーカー研修では、トラックの構造や理論、用語の解説はもちろん、「なぜトラックは前に進むことができるのか」という根本的なことから教わります。
工場で組み付け前のエンジンを見ることが出来たり、一つ一つのギアの役割など細かい部分の話が聞けたり、メーカーならではの強みも。自動車業界以外の営業から転職しても、安心して働くことができる環境が整っていると思います。
現在、エリア担当として受け持つクライアントは、もともと先輩が回っていた企業がメイン。エリアについて熟知している先輩社員の実商談に同行して、引継ぎをする中で、契約までの流れをつかみました。お客さまによって提案内容が異なるため、現場に出てお客さまとお話しする中で学んでいくことも多かったですね。
商談のプロセス、提案方法についてのロープレ大会も定期的に開催されます。会社の遡求したい商材に焦点を当てたロープレですので、‶なんとなく″販売するのではなく、専門知識を身に着けながら理論立てた提案ができるようになると思います。
研修やOJTを通じて、自分の知識や武器が増えることは、めっちゃ楽しいですね。経験に勝るものは無いと思います。